ミノムシ
玄関前の梅には、
大きなミノムシが居候しています。
遡ること4ヵ月。外から帰ってきた幼猫がこの大型ミノムシをくわえて来ました。
長さは5cm程あります。明るい屋外で観察してみました。
猫が咥えたから中身は死んでしまったか…な?簑をこじ開けてみた。
オーイ生きてる?
無事でした。
簑は意外と頑丈で本気咬みされない限り、牙が貫通する事は無さそう。
初めて見る簑の中身。何でだろう、可愛い…。可愛くないですか?
もっさりとした動きですが、危険を察知すると一瞬で簑の中に入り、入り口を閉じます。
調べるとオオミノガという種類で、寄生蠅によって数は激減しているようです。
今となっては貴重らしいので外へ放そうと思い、蝋梅の木の下に放置してみましたが一日、二日経っても地面の上にいます。
今度は梅の木の下に置くと、簑から頭を出してみるみる登り始め、数時間後には木にぶら下がっていました。そして無事一冬を越したようです。
梅の木に登っているところ。
ミノムシは害虫だと、この事がきっかけで知りました。葉や茎は勿論、花、芽、実と食害するので大量発生する前に駆除をした方が良いみたいです。
早速、ブルーベリーの木を確認してみると…ミノムシは思ってる以上に沢山いました。一部の木には2種類の白い虫、イラガの卵、小さな毛虫軍団も。
動物は生体察知能力が早いです。庭先に入って来た蛇は、全て猫がいち早く発見しているので助かります。
「大きいミノムシがいたよ」
手で取れるかと思ったら全然千切れないオオミノガの糸。
ハサミを取りに家へ戻ります…。
小枝に擬態しているような小ミノムシ。
花芽に。
ニトベミノガ。
他は細長い簑が特徴のクロツヤミノガがいました。
ロウムシの一種?かと思いますがよく分からず。密になって茎や葉にいます。
名称不詳の毛虫。
イラガの繭。
小さいミノムシは数時間の作業で100匹前後を捕獲。それを10日以上続けたのでざっと1000匹近くいたと思います。
イラガは問答無用、畑にいたミノムシ達は少し可哀想ですが燃え盛る薪ストーブの中へ!!
労働者監視猫。
肩を通り越して頭に登って来る癖があるオジロ。
(自撮りの為、更に適当な構図となっています)
〜そして3月~
植えてから初めてとなる剪定に挑戦。ミノムシは時折見かけますが、一斉捕獲の甲斐あってか圧倒的に少なく、スムーズに剪定作業が出来ました。
お付き合いありがとございました。